社会派女子量産計画

母も妻も、嫁も仕事も。カッコ悪くても、正直に生きたい。

グローバル人材考察⑤

 

 

 

 

今日はパリの家族事情について。フランスは結婚していないパートナー同士の間でも子供がいる場合があります。裁判所に書類を提出すると、婚姻届を出さずとも二人の子供、として認められる制度があるのです。
それも出生率が上がっている要因であることは間違いない。

パリにいるわたしのお友達は、子供がふたりいますが離婚しています。子供たちはママと一緒にくらしているものの、バカンスの半分はパパと過ごしたり、通常の生活でも学校にパパが迎えに来てくれたりします。
「離婚したら1ヶ月に1回だけパパに数時間会える約束をする」「離婚する時に親権の取り合いをする」という感覚の日本とは、大きく違います。

さらに、今回パリの空港へ次男を迎えに来てくれたのは、友達の息子と、友達のパートナー。子供が、ママの彼氏と一緒に日本からくる友達を迎えに行く。次男からしたら、空港に着いたら友達と、そのママの彼氏が迎えに来てくれた。って構図です。
これパリでは全然普通です。実際彼のパパは今はタイの方がパートナーで、バカンスの半分はパパの今のパートナーの実家であるタイに行っていました。要は「大人には、大人の事情がある」というのがまかり通るのがフランスであり、ヨーロッパであり、欧米であると思います。
上記のように子供はいるけど結婚していない、というパートナーも多いので「PTAなんか、ぐちゃぐちゃよ〜」だそうです(笑)。

日本でよくニュースになる「内縁の夫による暴力、虐待」ってただの ”ママの新しい彼氏” なだけなのに、無理に父親であることを押し付けるからだと思うのです。血が繋がっていたって父親になるのに時間がかかるのに、たまたま好きになった人に子供がいて、いきなり父親になれ、と言われても無理なもの。わたしの知り合いで、離婚する時に奥さんが子供を育てることに。その時に「再婚はするな。再婚するなら、俺が子供を引き取る。」と言った人がいるのですが… 自分の子供が別の人の子供になってしまう、という感覚なのでしょうね。

超ナンセンス。

まぁそんな訳で次男はパリでの10日間、友達とそのお姉ちゃん、そのママ、そしてそのママの彼氏。と長い時間を過ごしました。おそらく自分が日本でその状況になったら微妙だとは思いますが、すんなりそれを受け入れていた様子。
あぁフランスってそうなんだね〜 って程度の認識だとは思いますが、何度も言うように文化の違いをすんなり受け入れられる その心持ちがグローバル。

わたし、どっちかというとやっぱりフランスの制度の方が好きです(笑)。

 

 

 

 

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